ロングツーリングに出かけると必ずと言ってもいいほど見かける中年憧れのバイクと言えば「BMW R1250GS」
上がりのバイクと言われるほどの完成度で大人気ですね。その存在は元祖アドベンチャーバイク。
一方、2021年にハーレー界では激震が走った異色の存在としてデビューした初のアドベンチャーバイク「PAN AMERICA1250」
どんな走りが楽しめるのかワクワクが止まらない。
今回、この2台のバイクをレンタルしてみましたのでレビューします。
- 「BMW R1250GS」独特の振動と高級感ある乗り心地に大満足
- 「HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA1250S」ハイテク機能満載でインテリっぽさもあるけど、ヤンチャなところも
- まとめ:「BMW」と「HARLEY-DAVIDSON」のアドベンチャーバイクは似て非なるもの
「BMW R1250GS」独特の振動と高級感ある乗り心地に大満足
レンタル店のスタッフにまず最初に言われたことが、「アクセルを開けるといきなり振られますから気をつけてください」と。
初めて乗るBMW水平対向ボクサーエンジンのバイク。
恐る恐るスターターボタンを押してちょっとアクセルを開けてみると、いきなりフックを喰らったように右に体を持っていかれました。
おお~。これがうわさのボクサーエンジンか。なかなかいいパンチだ!やるねぇ~。
その後、ジャブを繰り出すようにアクセルをあおると、即座に反応して右に左に機敏な動きを見せてくれました。ボクサーエンジンっておもしろい!
この横に張り出すエンジンが独特
早速、走り出して感じたことはエンジンの暴れん坊に反して、乗り心地はとてもしなやかでまるで高級ソファーのよう。
これなら間違いなく長距離でも疲れないと確信しました。どうりでオジサンが憧れるほど人気があるわけだと妙に納得。
ワインディングでの走りも軽快なフットワークを発揮。
まるで自分がうまくなったように錯覚させてくれるほどの身のこなし。
これは調子に乗ると痛い目に会うなと気を引き締めながら、この完成度の高いバイクを楽しみました。
さすが陸の王者。脱帽です。う~ん。ほしい。
「HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA1250S」ハイテク機能満載でインテリっぽさもあるけど、ヤンチャなところも
停車するたびに車高が自動で下がる機能「アダプティブライドハイト」は足つきの良さを常に確保してくれる安心機能。まずはこのハイテク機能に驚き。
つぎにハイテクを感じたのが表示が盛りだくさんの液晶モニターと左右のグリップに配置されるスイッチの多さ。
レンタル貸出時に一通り説明を受けましたが、機能がありすぎてまったく覚えられません。
あとでサービスエリアでゆっくり試してみよう。ポチポチ押して見るだけでも楽しいですからね。
早速、走り出してみるとこれは私の知っているハーレーとは、もはや別物でした。
軽快な走り出しから、アクセルを開けるほどに鋭い加速感があり、どんな速度域からもモリモリと力強い走り。
車両重量は258キロと決して軽いとは言えない体格ですが、ここはハーレーのこだわりでもある低重心設計のためかまったく重さを感じません。
ヒラヒラと操れるハンドリングはバイクに乗る楽しさを体感することができました。
ちょっとだけ気になる点をひとつ。
左側のエンジン横に冷却ファンがあるのですが、これが熱風を浴びせてきます。ここは灼熱地獄でおなじみのハーレーらしさを感じてしまいました。
まとめ:「BMW」と「HARLEY-DAVIDSON」のアドベンチャーバイクは似て非なるもの
今回の2台の違いを一言で表すとすると
・BMW R1250GS 「ラグジュアリー」
・HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA1250S」 「スポーティー」
といった感じです。
「BMW R1250GS」はそのラインナップも豊富で価格帯も2,190,000円~と選べる自由度が非常に高いバイクです。
長年売れ続けて、もはや成熟されたバイクですが、その分満足度も高いのではないでしょうか。
「BMW R1250GS」の公式ホームページはこちらから
「HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA1250」のラインナップは2種類(スタンダードとスペシャル)で、価格は2,357,000円~となっています。
ただ、ハイテクな機能の面を考えると「スペシャル」の選択しかないような。実際、「スペシャル」が売れ筋だと聞いています。
大柄な体格ですが、走りはかなり軽快でまさにスポーティーなバイクです。
「HARLEY-DAVIDSON PAN AMERICA1250S」はこちらから
レンタルバイクは豊富な車種が揃う「レンタル819」を利用してます。
詳しくはこちらから