こんにちは、ハルサンです。今日も自由気ままな記事をまとめました。
パンアメリカの納車から半年近くがたちました。
このバイクで初めてSSTRに参加したり北陸や北海道をツーリングしたりと約1万キロを走行。
そこで、実際に乗ってわかったこのバイクのレビューと使って良かった装備品をご紹介します。
パンアメリカの機能紹介とレビュー
新開発エンジン「レボリューションマックス1250」
ハーレーと言えば「空冷Vツイン」のイメージですが、このバイクは新開発エンジンの「水冷Vツインエンジン」を搭載しています。
そのパワーはなんと150馬力
可変バルブタイミング機構を搭載し、低速から高速まで心地よい伸びを感じます。
今まで乗ってきたミルウォーキーは低速からものすごいトルク感を感じましたが、高回転からの伸びには限界がありました。
その点、このレボリューションマックスは高回転での心地よい伸びがあり、バイクを操る楽しさが増したように感じます。
走行モードは「スポーツ」・「ロード」・「レイン」・「オフロード」・「カスタム」と選べます。
一方、ハーレー独特のあの排気音は一切感じることはできません。ちょっと寂しい感じ。
また、レボリューションマックスのエンジン音はメカニカルな感じの音と振動で、従来のハーレーの振動を楽しむことはできません。
見た目もハーレーぽっさがないのは残念。でもフィンがなくて掃除は楽になりましたが。
停車時に車高が下がる「アダプティブライドハイト(車高調整機能)」
停車時には車高を下げて足つきを良くし、走行時には荷重を検知して最適なサスペンションのストロークを調整してくれる優れもの。
最大5センチ程度は車高が低くなります。175cmの私でべた付きです。
大型アドベンチャーバイクの難点であった足つき問題は、このバイクではまったく感じません。
でもこの車高が下がることで苦労することもあります。
サイドスタンドが地面に引っ掛かってバイクを傾けないとスタンドが出せません。
特にフルパニアで荷物満載時はかなり傾けないとスタンドが出せなくなるので、恐怖を感じることもあります。
この対策として短いスタンドへの交換もあるようですが、ぜひとも改善してもらいたいですね。
6.8インチの見やすいモニターは2色が選べる。表示もカスタマイズできる
モニターはタッチパネルで白または黒と選べ、操作ボタンひとつで切り替えが可能。雰囲気がかなり変わって楽しめます。
また、モニター内の表示もカスタマイズできます。
「トリップメーター」・「車両情報」・「オーディオ」・「空気圧」・「簡易ナビ」
から自由に選べるともに好きな場所に配置できます。
ハンドル周りはスイッチはだらけ
右ハンドルのスイッチは「エンジンスタート」・「走行モード選択」・「ハザード」・「オーディオ操作」
左ハンドルスイッチは「クルーズコントロール」・「グリップヒーター」・「トリップメーター」・「モニター操作」・「ライト操作」
今までハーレーではなかったレバー幅調整ダイヤルがあるのはうれしいですね。
フロント周りは個性的なマスクで機能も充実
アダプティブライトはバンク角に合わせてコーナーの先を照射
大型スクリーンの高さはレバーで5段階変更可能。
前方の大きな空気口はエアカーテンのような空気の流れをつくりヘルメットのシールドにはほとんど風はあたりません。
フォグランプのように見えますが、実はこれはウインカーです。
つい最近までフォグランプだど思っていて、どうやってつけるのかわかりませんでした。
足回り
ブレーキはbremboダブルディスク
ギアジェンジとブレーキペダルは工具なしで高さ調整可能です。
タイヤはチューブレスで、スポークの取りはずしが容易になっています。
使って良かった装備品
ハーレー純正フルパニアでソロキャンプ道具を収納
ソロキャンプ道具のほとんどはパニアケースに収まるほどの収納力です。
ただし、左右のパニアをつけるとかなりの幅となりますので、走行中は注意が必要ですね。
取付簡単な「タナックス シートシェルケースMFK-264」
これまでクーラーボックスはネットで括り付けていたのですが、とても面倒でした。
そこで、このシートシェルケースをクーラーボックス入れとして使用しています。食材の出し入れが簡単になるのでとても便利です。
装着も4本の固定ベルトで簡単。
しかも上部はハードケースとなっているためちょっとした雨でも濡れません。
もちろん雨防水カバーも付属しています。
タンクに傷が付かない「デグナー NB-141 ベルト式タンクバッグ レッドパイピング」
①タンクへの傷がつきにくいソフトラバー。しかも滑り止め加工になっている。
②取り付け簡単ベルトでガッチリ固定。バックの取り外しもラクラク。しかもガソリンが入れやすい構造
③充分な容量とツーリングマップRの搭載可能。そして安心なレインカバー付き
バイク用電源「デイトナUSB-A2ポート93040」
バイク本体にもCタイプ接続端子があるのですが、スマホが思うように充電されません。
そこで、1つはスマホ用、もうひとつはモバイルバッテリー用として活用しています。
この電源は安定して充電ができるためとても便利ですね。
もしもの時にも安心!バイクドライブレコーダー「デイトナ MiVueM760D」
今やバイクには必需品だと思っています。この商品のレビューはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
パンアメリカは車重250キロ、シート高830mmと大柄なバイク
他の大型アドベンチャーバイクに比べると、足つき性もよく取り回しも楽に感じています。
特にこれまでのハーレーで培ってきたクルージング性能がこのパンアメリカにも活かされているようで、ものすごく直進性の良さを感じます。
また、走破性にも優れていて今までハーレーウルトラでは躊躇していたキャンプ場にも気軽に行けるようになりました。
とても買って良かった1台です。
最もこのバイクの特徴である車高調整機能のおかげで、立ちゴケの不安もあまりなく荷物満載でも安心して乗れますね。
ただ、唯一の不満点は車高が低くなったときにサイドスタンドが出しにくくなること。
特に傾斜のあるアスファルトでは停車できません。
いずれは短いスタンドに交換するかもしれませんね。