こんにちは、ハルサンです。今日も自由気ままな記事をまとめました。
バイクツーリングを始めたことでよく見る情報は「天気予報」ですね。
特に9月は台風シーズンのため天候が荒れ気味で、ほとんどツーリングには行けませんでした。
自然には「災い」が付き物。どううまく付き合う必要があるのか、そのことにとても興味があり、インターネットで「防災士」というものを知りました。
手軽に取得できる資格として、とても人気があるようです。
公務員時代にも災害対策に関わることが多くあり、結構悩ましい問題でした。
そこで今回、防災士の取得を目指すことにしましたので、レポートします。
- 資格取得に必要な費用は「61,900円」!
- 資格取得のためには「試験」で8割の正答が必要!でも簡単です
- 講習会はみっちり2日間。結構疲れます
- 印象に残った講義は「救急救命講習」と「災害情報の活用と発信」
- まとめ
資格取得に必要な費用は「61,900円」!
かなりお高めな費用となります。
その内訳は
- 研修受講料 53,900円
- 受験料 3,000円
- 資格登録料 5,000円
結構、お高い費用でしたので、受講生も少ないのかと思いきや、当日会場は満席で100名ぐらいの受講生がいました。驚きです。
私は「防災士研修センター」が主催する研修会に参加しました。
年間を通じて割と頻繁に開催していますが、直近になると満席も多いようです。
研修会日程はこちらから
防災士研修センター~防災士資格取得研修講座 (bousaishi.net)
なお、申込はインターネット可で、費用は銀行振り込みで行いました。
申込後は、研修開催日の3週間程度前に教材が送付されてきます。
また、研修会当日には事前の履修レポートを提出することとなっていますが、ただの穴埋め問題をテキストを見ながら回答するだけなので簡単です。
資格取得のためには「試験」で8割の正答が必要!でも簡単です
試験問題は30問あり、3択から正しい番号を選ぶ形式です。
試験時間は50分となります。
試験と言っても難しくはありません。事前学習がなくても6割から7割近くは正答できます。
でも、8割以上の合格点に達するためにはやはり試験対策が必要ですね。
試験対策と言っても、教材で送付されてくる試験対策ブックを一通り行えば、合格点は必ず取得できるレベルです。
講習会はみっちり2日間。結構疲れます
午前9時から午後6時まで1時間を単位として講義を聴講します。
また、研修プログラムの中では半日を使って、「救急救命講習」も受講することになっており、この講習は資格取得には必須となっています。
印象に残った講義は「救急救命講習」と「災害情報の活用と発信」
「救急救命講習」はいつかきっと役立つ知識。「胸骨圧迫」の実施が生死を分ける!
もっと早く知っておけば良かった知識でした。
実はバイクでマスツーリングに参加していたとき、参加者の一人が突然、コンビニの駐車場でバイクごと倒れてしまいました。
その方は私の真後ろを走行していた方で、突然、ガシャンと音がして振り返るとバイクの下敷きに。
すぐにバイクを起こしましたが、意識はありませんでした。
呼吸も変則的なものでもう見守るしかなく、できることとしては救急車をすぐ呼ぶことだけでした。
救急車は今まで何回か呼んだことはありますが、意外とすぐに来ません。
講習では到着平均時間は約9分だと説明していましたね。
その後、救急車で病院に運ばれていきましたが、私自身もっとやるべきことがあったのではないかとずっと思っていました。
そう、やるべきことがこの講習会で分かりましたね。
「倒れた人の呼吸がない」と判断したらすぐに「胸骨圧迫」を開始!
心臓が止まってしまうと血液の循環がストップしてしまいます。
すると脳に血液が送られないことでダメージが大きくなってしまいます。
そこで動かなくなった心臓をリズミカルな胸骨圧迫によって血液の循環を維持する必要があるのです。
腹部を見て上下運動がなく呼吸がないと判断したら、この圧迫動作はすぐに始めるとともに、救急車が来るまでずっと続ける必要があります。
実際に模擬体験をしましたが、かなりの重労働でせいぜい2分ぐらいしか続けられません。
それでも交代しながらでも続けることによって、その効果は大幅に変わってくるそうです。
「胸骨圧迫」のやり方
近くに「AED」があるならすぐに使用!「胸骨圧迫」は併用で行う
もし近くにAEDがあるならばこれをすぐに活用します。
AEDは電源を入れたあとは、音声に従って操作するだけでした。パットをセットすると自動で心電図を測り、必要な措置を行うとともに指示もします。
でも、「胸骨圧迫」はAEDの指示に従って行い続ける必要がありましたね。
この講習で改めて認識したことは「人口呼吸」は必須ではないこと。(ただし、子供は行ったほうがいいとのことでした)
災害発生時にはテレビからの情報は得られない!なぜなら「停電」するから
当たり前と言えばそうですが、私自身、この認識が欠けていました。
でも、この認識を改めて気づかせてくれたのが、今回の講師で元NHK記者だった講演会での話。
東日本大震災のとき、リアルタイムで津波の様子が放映されていました。
この中継は世界でも例のない放送史上でも稀なことだったそうです。
私自身もこの状況をリアルタイムで見て衝撃を受けました。
でも、実際現地では「停電」のためにこのリアルタイムな放映は見れなかった人もいたそうです。
どんなに津波が迫る状況を伝え、避難を呼びかけ伝えたとしても、「伝わらなかった」
だから逃げ遅れた人がいたのではないか。
そんな状況を講演会では話されていました。
真に大切な情報が伝わらなかったこととその教訓を活かしてどう対処するべきかを問題点として挙げていました。
その解決策のひとつとしてラジオの大切さを指摘していましたね。
講師は元NHK記者で江戸川大学教授の隈本邦彦先生。とても有意義な講習会でした。
まとめ
防災士の資格取得者は現在、237,000人程度だそうです。
防災士になるためにこれまでの自然災害の被災状況と対処事例を一通り学べます。
資格取得費用はお高めですが、防災には改めて知識は必要だなと感じましたね。
知っていることで大きな災いを避けることができると思います。
防災の鉄則でもある、まずは「自分の身は自分で守る」こと
そして自分の関わる環境のもとでその知識を役立てることが大切だとこの資格取得を通じて感じました。
興味がある方はぜひ、受講してみてはいかがでしょうか。